サンライズ講演会2015

昨日は午前中に日珠連土浦支部の総会後にサンライズの講演会に行ってきました。と言っても最後10分質問タイムに滑り込んだので、若松先生大関先生の「選手として指導者として」というお題のお話はほとんど聞けずに残念でした。


ところで検定試験や大会の問題を作っている人って皆さんはどんな方を想像しますか。私はなんとなく、大ベテランの年配者か、機械で条件を設定してランダムに作っているのではないかと考えていたのですが、違うのですね。

30代前半の目がキラキラしたさわやかな男性。作問が大好きで、作問するときは数独のパスルのようですと語っていました。数字の使い方や繰り上がり繰り下がりなどあるきめられたルールにのっとり作問していく。その数字に思いを暗号のように入れ込み、作っていく。検定試験の作問と大会の作問の違い。大会は超一流選手がすべてをかけて挑んで来るわけで、1/100秒を争う場での差を出すような問題を作っていく。これに挑戦するであろう選手のことを想像しながら作る。

日本一を取った若松さんにあの大会の割り算のO番の問題は美しかったといわれ本当にうれしそうに満面の笑みで喜ぶA先生。目がキラキラ。道を究めた者同士の深いお話。

A先生「僕が1週間かけて作った問題を3分で解かれちゃうんですよ。」→隣、3分で解いたその本人若松選手

A先生「大会の問題で一流選手が少しひっかかっるとやった!ってガッツポーズです。」

私「先日のそろばんジャパングランプリの県選考会の割り算で、うちの男子生徒たちが変な問題、、引っかかる問題があったと口々に言ってましたけど。。」

A先生「都道府県選考会の問題ですね。私が作りました。」満面の笑み。まんまとトラップにかかったうちの男子たち。


熱い思いでそろばん界はできているのですね。検定試験でも、大会問題でも、こういった思いがこめられた問題をとかせてもらっているのですね。問題を解くとき、そのことに思いをはせてみるのも面白いですね。


違う方向からそろばんの奥深さを知りました。


写真は本文とは全く関係ありませんがお友達のバラ園の写真です。今年もお見事です。